電気脱毛には、次の3つの方法があります。
- 高周波法
- 1924年にフランスで考案された方法で、毛穴に差し込んだ針に高周波の電気を流すことによって、発毛組織を凝固させて機能させなくすることで永久脱毛を達成する方法です。電気分解法に比べて処理時間が早いというメリットを持っています。
また、更に細分化して、次のように分けられることもあります。
○ フラッシュ法 ~ 出力を高くして時間を短縮する方法
○ マニュアル法 ~ 出力を落として長い時間電流を流す方法 - 電気分解法(流電法や熱解離法と呼ばれる場合もあります)
- 1875年にアメリカの眼科医”チャールズ・E・ミッチェル博士”が逆さ睫毛の治療法として使用されたのが最初で、毛穴に差し込んだ針に直流の弱電流を流すことによって組織液を電気分解し、その電気分解作用でできるアルカリ液(水酸化ナトリウム)によって発毛組織を破壊し永久脱毛を達成する方法です。
- ブレンド法(コンビネーション法と呼ばれる場合もあります)
- 1948年に、”アーサー・R・ヒンケル”氏と”ヘンリー・E・セイント・ピエール”氏によって、高周波法と電気分解法それぞれの長所を生かし欠点を補うために、2つの脱毛方法を組み合わせる形で発明された永久脱毛法です。
そして、いわゆる電気脱毛ではこの「ブレンド法」が主流となっており、単に「電気脱毛」という場合には、このブレンド法を指すことが多いです。
毛包にプローブ又はニードルと呼ばれる針を挿入し、微量の電流を流すことによって毛をつくる組織を破壊しますので、基本的な施術方法は同じ(どれも毛穴に針を刺す)です。