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医療レーザー永久脱毛とは

医療レーザーを使った永久脱毛とは

医療用レーザーを使用した永久脱毛法の概要を解説します

(医療)レーザーって何?

(医療)レーザーとは、一つの波長の光を集めた光線(これを「単一波長」といいます)のことで、特定の色に吸収されるという性質をもっています(cf 光脱毛で使われる「光」は複数の波長をあわせた「複合波長」といわれるもの)。

医療分野では、視力矯正や審美歯科、外科手術の場面で用いられるレーザーメス、そして、脱毛以外の美容分野でも、シミ・シワ・アザ等の治療に利用され、非常に多方面にわたって利用されています。

このような医療レーザーを使って行われる行為は、脱毛も含めてすべて医療行為にあたりますので、エステティックサロンでは施術出来ず、医療機関のみに限定されています。これは、ヤケド等の万が一のトラブルが起こった場合でも適切な対応が出来るという点から、厚生労働省より通達として指導されているものです。

医療レーザー永久脱毛とは

医療レーザーによる永久脱毛は、1996年にハーバード大学皮膚科Andersonグループがレーザー脱毛理論を発表したのが最初です。これは、皮膚科や美容外科といった医療機関で行われているムダ毛の処理方法で、Selective Photo ThermoLysisと呼ばれる原理の医療用のレーザーを使用し、黒い色素(メラニン)のみに集中する特殊なレーザー光線をムダ毛の毛根部に当てることにより、皮膚にダメージを与えることなく、毛根を燃やして毛根周辺の毛母細胞を破壊し永久脱毛を達成する方法です(※立毛筋(バルジ)が破壊されるためという理論もあります)。効果的には歴史が浅いため100%の確実性は立証されていませんが、医学的には最終照射後6ヶ月経過した時点で発毛が見られなければ、「永久脱毛」としていることから、ほぼ永久的な脱毛が実現されます。

また、周囲の皮膚に反応することはないので、やけどや色素沈着の心配もなく、永久脱毛が達成出来ます。 レーザー光線で使用する光の波長の違いにより、アレキサンドライト、ダイオード、ヤグなどの機械があり、肌の色や毛の太さ(細さ)によって機械を選択することになります。

現在では、費用面や施術時にムダ毛を伸ばしておく必要がないこと、そして皮膚へのダメージがすくないこと等の理由で、主流の永久脱毛法になっています。

医療レーザー永久脱毛の仕組み

  1. レーザーは毛を剃った状態の皮膚の毛穴からのぞいた黒い色に反応します
  2. レーザーは黒い毛に吸収されて熱をもち、熱が周囲に広がります
  3. 毛や毛を育てる毛母細胞がレーザーの熱で破壊され、暫くは毛穴の中にプツプツと残った状態
    になりますが、やがて残った毛は抜け落ちます

医療レーザー永久脱毛が出来る部位

医療レーザーによる永久脱毛は皮膚へのダメージが少なく、電気脱毛と違って1本1本処理する必要が無いので、基本的には全身どの部位でも施術が可能です。レーザーは毛根部にのみ反応し、皮膚には反応しないため、皮膚への負担が少なく、アトピーや皮フの弱い方でも施術可能です。また、永久脱毛を行うことで毛穴がふさがり、肌のくすみやざらつきを改善し、美肌・美白効果があるといわれています。

施術のスピードと痛み

医療レーザーは、直径数ミリのビームスポットから放出されるレーザー光線を肌にあて、肌の奥の黒い毛根部分に反応します。1箇所に対しての照射時間は、約100分の1秒単位のため、早く広範囲に施術出来る、という利点があります。準備・待ち時間など全て含めた実際の処置時間は(広く使用されているアレキサンドライトレーザーの場合)、ビキニライン全体で40分程度、顔全体で60分程度、手全体で60分程度、足全体で120分程度となっています。なお、実際にレーザー照射にかかる時間は、この半分程度の時間になります。

医療レーザーによる永久脱毛施術時の痛みについては、レーザー光を照射した時に、ゴムを弾いたような「パチッ」とした感覚がありますが、我慢出来ないような痛みではなく、針脱毛と比較すると断然痛みが少ないというメリットがあります(レーザーの出力により異なります)。日焼けしている部分・シミやホクロ部分は痛みが強かったり、永久脱毛の施術回数を重ねることで対象となるムダ毛が少なくなると痛みが少なくなります(完全に無毛状態のところにレーザーを照射しても痛みはありません)。

医療レーザー永久脱毛と日焼け

前述のとおり、医療レーザーによる永久脱毛は優れている面もある一方、その特性(黒い色に反応する)から、日焼けをしてしまうと医療レーザー脱毛は出来なくなります(程度や機械にもよります)。

医療レーザー永久脱毛後のアフターケア

まず、医療レーザーによる永久脱毛に限らず、電気脱毛光脱毛もあわせ、施術を行った後のお肌は非常に敏感になっていますので、ちょっとした刺激によって肌荒れや炎症、黒ずみといったトラブルの原因になります。特に夏場は、汗の量や皮脂分泌が多くなるため、清潔なコットンやウェットティッシュでこまめに汗などをふきとるといったケアが必要になります。

その他、医療レーザーによる永久脱毛を行った後は、施術箇所を冷やす、入浴時に石鹸は使用しない、施術部分を清潔に保つため、激しいスポーツや海水浴は数日行わない。といったことが必要になります。

医療レーザー脱毛治療手順

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