
男性が行うムダ毛処理について、その代表格であるヒゲのお手入れについてのポイントを説明します。
- ムダ毛処理のその前に・・・
- 汚れや余分な皮脂を洗い流すため、まずは洗顔しましょう。顔を洗った後は、清潔な乾いたタオルで水分を拭き取り、肌荒れ防止やカミソリの刃のすべてりを良くするため、プレシェーブローションを塗ります。
洗顔の際にお湯を使うと、ヒゲに水分が十分含まれ、柔らかく剃りやすくなります。 - シェービングのコツ
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- 毛の流れそって剃りましょう
毛の流れに逆らってカミソリで剃ると、毛穴を傷つけてしまいます。場合によっては、毛穴に細菌が入って炎症を起こす原因になることもあります。 - カミソリは肌にやさしくあてましょう
カミソリでヒゲを剃る場合、ひげと同時に皮膚の表面も一緒にそぎ落とされてしまいます。これは、古い角質を除去するという効果もある反面、肌を傷つけることにもなりますので、肌に強く充てすぎない、といったことが大切になります。なお、皮膚へのダメージを少しでも軽減するため、プレシェーブローションやクリームをつけて行いましょう。 - 電気シェーバーは垂直に
電気シェーバーを使用する際は、処理する部分に対して垂直にあてましょう。 - にきびなどの吹き出物には直接刃をあてない
にきびに直接刃があたると出血したり、そこから細菌が入って炎症を起こすこともありますので、注意が必要です。
- 毛の流れそって剃りましょう
- そり残しへの対応
- あごの下から首にかけての部分やもみあげの下の部分はどうしてもそり残しが出てしまう部分です。剃りながら指でさわって確認する必要があります。
こうしたそり残しの多い場所は、もう一方の手で肌を伸ばしムダ毛を起きあがらせることで大分そりやすくなります。また、カミソリを使う場合は、毛の流れと反対方向に剃るいわゆる逆剃りも効果的ですが、肌や毛穴を痛めることが多いため、最後の仕上げ時に1回行う程度にとどめましょう。 - 仕上げ
- 特にカミソリで処理した場合は、アフターシェーブローションや乳液、保湿クリームなどで水分を補い、お肌のケアを忘れずに行いましょう。
- ドライシェービングとウェットシェービング
- ウェットシェービング(ヒゲを温かいお湯でしめらせて柔らかくした状態で行うシェービング)はドライシェービングと比較して、肌へのダメージが少なく、また、毛穴が開くことから処理後の肌がスベスベになる深剃りが可能です。
出来れば、毎日このウェットシェービングを行うことがベストですが、手間も結構かかるため、毛量などにあわせて少なくとも週に1~2回はウェットシェービングを行い、その他の日は電気シェーバーで、といった方法で処理を行うことがお勧めです。
【ウェットシェービングのコツ】
- 最近ではそり残しを防ぐため、2枚刃や3枚刃のT字カミソリが主流になってきています。刃と刃の間に入った剃り落としたヒゲやシェービングジェルはこまめに洗って落としましょう。
- 理美容店で顔剃りをする時のことを思い出してください。鼻の下とアゴの部分に長く蒸しタオルをおき、そして最後に処理されませんか?これには理由があって、鼻の下やアゴヒゲは、他の部分と比較して太く硬いため、より長くしめらせることでヒゲを柔らかくし、処理しやすくしているのです。したがって、剃る順番は、もみあげ部分や頬からスタートし、首、アゴ下、アゴ、鼻の下という風に毛質の柔らかいところから順番に処理します。
- 処理後はシェービングジェルなどを洗い落とすために洗顔しますが、この際に冷たい水で洗顔することで毛穴が引き締まります。また、 アフターシェイブローションなどでお肌をケアしてあげましょう。